紀元前205年、韓信による諸国遠征が始まると最初に西魏が標的となり、
黄河を挟んで対岸に位置する蒲坂と臨晋に、それぞれ魏軍と漢軍が対峙した。蒲坂に魏軍が集中していることを知った韓信は、臨晋から大軍が渡河するように見せかけ、上流に回り込んで木樽(たる)で作った即席の
イカダで黄河を渡り、魏軍の背後にある首都
安邑を衝いた。これに慌てた魏軍は引き返そうとしたが、前後から攻撃されて大敗し、魏豹は捕らえられて庶民に落とされ、薄氏は劉邦の側室となってのちに
前漢皇帝となる
劉恒(文帝)を生んだ。