『
解体新書』など、日本の近代の学問は翻訳から始まったといっても過言ではない。欧米では「学問としての翻訳」があり翻訳の学位もあるが、日本では翻訳学科は大学に存在せず、翻訳学会もない(ただし2005年9月に
日本通訳学会の分科会として
翻訳研究分科会が設立された)。このような中で、「翻訳はだれにでもできる」という誤解が広まり、体系的かつ実際的な翻訳技術の研究が遅れている。翻訳ソフトの翻訳支援ツールとしての有用性は、最近になって徐々に注目され始めた。
業務用翻訳ソフトでは翻訳メモリツールの機能を含むものも多い。しかし、業務用翻訳ソフトに付属する翻訳メモリ機能は、単独の翻訳メモリツールと比較して管理性や柔軟性で劣る。このため、翻訳メモリツールと翻訳ソフトを連携させて作業する方法が開発されている。