ウェセックス・カップ(ウェセックス・プレート)の本命馬である白銀号(シルヴァーブレイズ)が突然失踪する。さらに調教師のストレイカーが死体で発見され、殺人事件として捜査が進められる。
白銀号が失踪した晩、予想屋と思われる怪しい男が白銀号の厩舎にやってきた。
馬丁のハンターがその男に犬をけしかけようとするが、すでに逃げ出していなくなっていた。その夜中の1時に、調教師のストレイカーが馬の様子を見にいったまま戻らず、翌朝厩舎にストレイカーの妻が行ったところ、見張り当番のハンターが薬で眠らされており、白銀号もストレイカーもいなくなっていた。ストレイカーは厩舎から4分の1マイルほど離れた茂みの中で、頭を鈍器のようなもので殴られ、腿を刃物で切られた死体で発見された。死体の右手には血の付いた外科用の
メス、左手には昨晩厩舎にやってきた男がつけていたスカーフタイを持っており、警察は殺人事件の容疑者としてスカーフタイの持ち主、フィッツロイ・シンプソンを逮捕した。