村岡とモンゴメリとの出会いは、日本を去る宣教師のミス・ショーに手渡された『赤毛のアン』の原書、1908年の冬版であった
[村岡みどり 「初めての『赤毛のアン』」 東洋英和女学院機関紙『敬和会』52号、p. 27、1990年3月]。この出会いは1939年のことで、村岡は灯火管制のもと翻訳を続けて終戦の頃に訳し終え
[『アボンリーへの道(4)』 村岡美枝訳 金の星社 ISBN 9784323019734 p. 182]、1952年に三笠書房から出版された『赤毛のアン』は日本の読者にも広く受け入れられた。村岡はその後、アンシリーズ、エミリーシリーズ、丘の家のジェーン、果樹園のセレナーデ、パットお嬢さんなど、モンゴメリの作品翻訳を次々と手がける。村岡の最後の翻訳作品となった『エミリーの求めるもの』は、彼女の没後、1969年に出版された
[『エミリーの求めるもの』1969年 新潮社 滑川道夫によるあとがき]。