モンゴル帝国は、モンゴル高原に君臨するモンゴル皇帝(カアン、
大ハーン)を中心に、各地に分封されたチンギス・カンの子孫の王族たちが支配する国(
ウルス)が集まって形成された連合国家の構造をなした。中国とモンゴル高原を中心とする
東アジア部分を支配した第5代皇帝の
クビライは
1271年に、緩やかな連邦と化した帝国の、モンゴル皇帝直轄の中核国家の国号を
大元大モンゴル国と改称するが、その後も皇帝を頂点とする帝国はある程度の繋がりを有した。この大連合は
14世紀にゆるやかに解体に向かうが、モンゴル帝国の皇帝位は
1634年の
北元滅亡まで存続した。またチンギス・カンの末裔を称する王家たちは実に
20世紀に至るまで
中央ユーラシアの各地に君臨しつづけることになる。