メイ・ロンは小型の
獣脚類である
トロオドン科に分類される。発見された個体はまだ成長途上と見られ、全長53cmほどである。発掘されたときの
化石の状態は、現生鳥類が眠るときにとる姿勢と同様に、首を後ろに回して頭部を肘の下に入れる形をとっていた。
骨の
脱臼がほとんどなかったことから、土砂の重みなどで死後に変形したものではなく、
睡眠中または休息中の姿勢でそのまま化石化したものであると考えられている。
鳥類だけが持つと思われていた習性が恐竜にも見られたことで、メイ・ロンは鳥類が恐竜から
進化したとする学説を補強する存在となった。さらに、この姿勢は
恒温動物にとって頭部や頸部の体温低下を防ぐ効果があるため、メイ・ロンが一定の恒温性を獲得していた可能性が指摘されている。ただし、重要な器官である頭部を中心に体を丸めることは
ヘビ・
トカゲや蛾の幼虫など、変温動物でも普通に認められる休息姿勢である。