この間の経緯について星新一が
吉行淳之介との対談で語ったところによると、ダッコちゃんというネーミングはそもそもボッコちゃんから盗んだものに違いないという。星はその根拠として、この
人形がダッコちゃんという名前にも拘らず「抱っこ」の形になっておらず、人形のほうから腕にしがみつく形になっていることを挙げている(『特別恐怖対談』
1987年、
新潮文庫)。ただしこの人形は本来「木のぼりウィンキー」の名で売り出されており(
1960年7月)、ダッコちゃんという名はブーム到来後に生まれた愛称であることが明らかになっている。この愛称の命名者に便乗の意図があったか否かは不明である。