映画では特に分解された3原色それぞれの版を起こしフィルムに金属ベースの染料を用いて印刷する「ダイ・トランスファー・プリント」というプロセスが特徴で「純正テクニカラー」というとコントラストの強い画質を連想しがちであるが、コダックの
イーストマン・カラーと比較すると色彩とコントラストを幅広く調節出来る上、褪色が無いという強みを持つ。そのためDVD時代においてもなお、名画の色彩を蘇らせる一端を担っている。
しかし三色法は通常の3倍のフィルムが必要であり、高価で大がかりな撮影機材や特殊で手間のかかる技術などの欠点があった。このため、のちにコダックがカラー情報を直接に撮影可能な発色フィルム(いわゆるカラーフィルム)を利用する方式を開発すると、これに取って代わられてしまった。