物語は基本的に、事件の当事者あるいは捜査に行き詰まった警察が、ホームズに助けを求めて訪ねて来るところから始まる。ホームズが現場に調査に行き、警察の見過ごした証拠を発見し、推理を働かせて事件の謎を解き
[なお、ホームズ自ら、待ち伏せ、追跡等で犯人をつかまえることも多い。]物語は終わる。ほとんどの作品がワトスンによる事件記録という形で書かれている。変人の探偵と常識人の相棒をコンビにして、相棒を物語の書き手とするスタイルは、史上初の推理小説といわれる『
モルグ街の殺人』(
エドガー・アラン・ポー、
1841年)を踏襲している。